今日は谷中にも熱中症アラート☀が出ていたので、昼までの営業にしようかと思っていたのだが、棚主さんの搬入ラッシュ+お客さんけっこう来るし、メディアの取材も入ったりで、しかもワンオペだったんで、結局17時まで営業しちゃいました。
棚主さんは、三重県や、武蔵小杉、早稲田方面から、クソ暑いなか本を抱えてきてくれました。大事に売るよ。
お客さんも初めての方が多かった。僕が出品している絵本『つきのぼうや』と『かえってきたおとうさん』を買っていってくれた女性客はなんと兵庫県から!
「お仕事ですか?」って訊いたら、「いえ、プライベート旅行で東京に。谷根千界隈をぶらぶらしてたらよさげな本屋さんだったので」といううれしいレジコメントでした。
最後のお客さんが買ってくれたのは、昔読んだ衝撃の一冊・レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』のリスペクト本(写真:僕も持ってる)。

だから、お客さんとの会話も弾んだ。
川内倫子の写真も綺麗で素敵だが、本書には新たに4人の著者がエッセイを特別寄稿している。福岡伸一さんの項にはこんな重要な一節がある。
「彼あるいは彼女は、遊びの中で学ぶことができた。遊びの中で発見することができた。遊びを介して試すことができたのだ。そして何よりも、政界の美しさと精妙さについて遊びを通して気づくことができたのだ。センス・オブ・ワンダーの獲得である。
もともと環境からの情報に鋭敏に反応できるよう、子どもの五感は研ぎ澄まされている。これが人間の脳を鍛え、知恵を育み、文化や文明をつくることに繋がった。こうして人間は人間たらしめたのだ。こえが私の仮説である。遊びをせんとやうまれけん。人間以外にセンス・オブ・ワンダーの感受性はないはずだ」
きっとこれを棚に並べた棚主さんは、ビジネス書しか読まない人や、都会の疲れた人(子を抱える親など)にオススメしたかったんだろうな。うん、わかる👍
TAKIBIの文脈的には、これと一緒にロジェ・カイヨワの『遊びと人間』や、ヨハン・ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』も買っていって欲しかったのだが、「また来るわ」と言ってそのお客さんは帰っていったので、僕も店を閉めたのだった。そんなに甘くねえか😎
7/16(日) TAKIBIで売れた本🔥
- スイミー(絵本)
- 雨、あめ(絵本)
- つきのぼうや(絵本)
- かえってきたおとうさん(絵本)
- 小泉八雲集
- 空海さんに聞いてみよう。―心がうれしくなる88のことばとアイデア
- 第2図書係補佐
- コブラ1(コミック)
- ここは今から倫理です。 1(コミック)
- ここは今から倫理です。 2(コミック)
- ここは今から倫理です。 3(コミック)
- ここは今から倫理です。 4(コミック)
- ここは今から倫理です。 5(コミック)
- 男が働かない、いいじゃないか!
- パパの極意 仕事も育児も楽しむ生き方
- 仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術
- キングダム 16(コミック)
- 出版クラッシュ!?―書店・出版社・取次 崩壊か再生か 超激震鼎談・出版に未来はあるか?
- 「本屋」は死なない
- もういちど、本屋へようこそ
- 教育は何を評価してきたのか
- タイガーマスク 永久保存版/全105話パーフェクトガイド
- オカマの日本史
- 地球の歩き方 ムー/異世界(パラレルワールド)の歩き方
- 手紙
- ロックンロール
- 50歳から必ずやっておくべき10のこと
- 山下清のすべて
- わが子を「メシが食える大人」に育てる