3日ぶりに店頭に立った。相変わらず蒸し暑い日が続くので、前の道を通る人もまばらだが、ときどき店頭の「100円均一コーナー」をのぞき込む人は増えてきた。
中でも、学生や若手サラリーマン風が一人やグループで並んでる文庫本を見てくれて、思い思いに「100円でいいんすかー」とか言いながら買っていってくれる姿にこちらも微笑む。
今日もそんな光景があった。高齢な感じの夫婦が司馬遼太郎・藤沢周平・宮尾登美子・武田百合子・稲森和夫・出口治明らを、ミドル男性が東野圭吾・石田衣良・奥田英朗・垣根涼介・池井戸潤らを、あるいはアラサーくらい(?)の女性が江國香織・小川洋子・三浦しおん・原田マハ・さくらももこ・湊かなえ・桐生夏生あたりを買っていくのは普通なんだが、一昨日などは大学生らしき女性二人が内田樹の『街場のアメリカ論』(文庫100円)と『墨子』『韓非子』の3冊(300円!)を一緒に買っていったときの「ラッキー!」的な笑顔(^^)を僕は忘れない。
そう、「若者は本を読まない」なんてない。出版業界や自称・本好き(積ん読歎き派)はそんな風評被害を真に受けて憂いているだけなのだ。そんな人は一度TAKIBI🔥でアイスコーヒーでも飲みながら長居して、レジの様子を見てみるといい👀
とまれ、かく言う僕も、ゲームばかりしてるとかコミックしか読まなかった頃の自分の子どもを見ている「嘆き派の親」だったが、この新書はそんなステレオタイプを吹っ飛ばしてくれた。もうすぐ読了。近々、TAKIBIの <BOOKS ANDO>棚に並べるので、要チェックです!

(本書より)
おそらくほとんどの方は、断片的な情報しか知らないだろう。「若者はドラマやアニメになった作品の原作を読んでいる」とか「ライトノベル(ラノベ)が好き」とか「森絵都さんや重松清さんが書くような、YA(ヤングアダルト)向けの小説を読んでいるんでしょう、たぶん」とか。そして「若い人はもっとこういう本を読むべきだ」とも思ってるかもしれない。
しかし、現状がどんなもので、いったいどんな本が好きなのかは分からないなずなのに、「こういう本を、このくらい読むべき」と子ども・若者に押しつけたところで、彼ら/彼女たちは喜んで受け入れるだろうか?
自分に置き換えて考えてみて欲しい、たとえば、仕事が多忙を極めて食事を摂るヒマもなくストレス過多になっている人が、健診で悪い結果が出てしまい、「もっとバランスのいい食事と運動を心掛け、休みをしっかり取ってください」と頭ごなしに医者に言われたら?「それができれば苦労しないよ」と思い、素直に医者の言葉を受け入れられることはないだろう。
本書で詳しく書いていくが、子ども・若者の読書に関しては誤ったイメージが蔓延している。まず「子どもの本離れ」は進んでいない。小・中学生の読書量に関しては・・・
以下は本書をお読みください😎
7/13(木)TAKIBIで売れた本
- 最終講義 生き延びるための七講
- 社会をちょっと変えてみた――ふつうの人が政治を動かした七つの物語
- 心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366(児童書)
- 女子の古本屋
- よみたい万葉集ポケット 万葉写真帖
- くらしのアナキズム
- そういうふうにできている
- ぼくはこう生きている君はどうか
- 話術
- よみたい万葉集ポケット 万葉写真帖
- オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線
- 超訳 自助論 自分を磨く言葉 エッセンシャル版
- 猫がいてよかった。―猫と人が紡ぐ様々な人生。(ZINE)
- ナプキン・ノート Napkin Notes
- 人生が変わる哲学の教室
- 星がひとつほしいとの祈り
- 言葉の力 人間の力
- 生き方
- バムとケロのもりのこや(絵本)
- けん玉(おもちゃ)
#いちばん本を読まないのは子育て世代のパパママだと思う
#自分もそうだったが忙しくて時間も体力もないから
#最近はお金もない
#でも子どもの絵本は買って読んであげている
#パパもママも自分が読みたい本をもっと読もう
#その姿を見ている子どもは本好きになるかも?